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夏でもバッテリーが弱くなる理由
バッテリーは低温で性能が落ちるイメージがありますが、高温も寿命には負担になります。熱いエンジンルーム内で長時間耐え、エアコンや電装品の使用が増えると充放電のバランスが崩れやすくなります。さらに短距離の繰り返し運転では不利です。エンジン始動時に大きな電流を使い、充分に充電される前にエンジンを切るとバッテリーが少しずつ消耗していきます。通勤・通学距離が短い車で上がりが頻発する理由がここにあります。

チェックすべき項目
まず見るべきポイント
判断基準
始動前の電圧
始動前のバッテリー状態
電圧が低ければ充電不足か劣化の疑い
始動時の反応
スターターモーターの力
掛かりが遅ければ点検が必要
使用環境
短距離の繰り返しや長期間駐車
充電時間不足の可能性
常時電源
ドライブレコーダー、充電器
遮断電圧と配線の確認
長距離運転前にはまず電圧を確認
長距離運転前にはタイヤ空気圧や冷却水をチェックすることが多いですが、バッテリーの電圧も一緒に確認しておくと突然の出発遅延を防げます。テスターで直接測るか整備工場で簡単な負荷テストを受けても構いません。
大切なのはひとつの数値だけで判断しないことです。始動前の電圧、始動時の電圧降下の程度、始動後の充電電圧を合わせて見ることで、バッテリーが問題なのか発電機や配線の不具合なのかを見分けやすくなります。

ドライブレコーダーの常時録画が原因になることも
夏休みシーズンは空港駐車場やリゾート駐車場、長期駐車場に数日間車を停めることが多くなります。この間、ドライブレコーダーが常時録画されているとバッテリーの消耗が早まります。
常時録画そのものは悪いことではありませんが、遮断電圧が低すぎたり、駐車録画時間が長かったり、補助バッテリーの充電状態が悪い場合、始動用のバッテリーにも負担がかかります。長期間停める予定があれば、ドライブレコーダーの設定を事前に確認することをおすすめします。

バッテリー上がりの前には小さなサインがあります
バッテリー問題は完全に止まる前にも小さなサインを出します。ドアロックの反応が遅くなる、室内灯が以前より暗い、スタートボタンを押した時にメーターが一瞬揺れるような感じがあれば見逃さない方が得策です。
一度上がったバッテリーは充電しても完全に元の状態に戻らないことがあります。特に使用期間が3年以上だったり、上がりを繰り返している場合は交換を検討しましょう。バッテリーは耐え続けてある日突然不便をもたらすパーツに近いです。

電気自動車も12Vバッテリーのチェックが必要です 電気自動車は高圧バッテリーだけが注目されがちですが、ドアを開けてシステムを起動し、各種電装品を動かすには12Vバッテリーも関わっています。高圧バッテリーの残量が充分でも12V側が弱いと車両が正常に起動しないことがあります。

中古の電気自動車を購入するときも高圧バッテリーの状態だけでなく、12Vバッテリーの交換歴や上がり履歴を合わせてチェックしましょう。電気自動車だからといって上がり問題が完全にないわけではありません。

ジャンプスタート後の管理がさらに重要です ジャンプスタートでエンジンがかかってもそれで終わりではありません。その後しっかり走行して充電時間を確保し、数日内に再度始動反応が悪くならないかを確認することが大切です。

繰り返し上がりが起きる場合はバッテリー交換前に発電機、リーク電流、ドライブレコーダーの配線、シガーソケット充電器、室内灯などの小さな原因も一緒に確認すべきです。原因を見逃すと新品バッテリーもすぐ弱ってしまう恐れがあります。

交換時は規格の再確認を バッテリーを交換する際は価格だけでなく容量、規格、端子の位置、車両の電装仕様をチェックしましょう。ISG付き車両や電装品を多用する車は通常のバッテリーとは違った視点が必要な場合があります。
